はじめまして、アマ初段位のsho-taと申します。よろしくお願いいたします。僕の経験上、将棋は指せば指すほど上手くなるというものでもなく、ただ漫然と手を進めるよりは要点を押さえて練習した方が成長スピードも早くオススメです。ライバルに差をつけて勝ち抜いていくためにも、これから提案するポイントを5つ念頭に置いて特訓してみてはいかがでしょうか?

好きこそものの上手なれ!ルールとマナーを守って楽しくトレース

 まず棋力アップのためにオススメしたいのはトレース(コピー)将棋です。継続は力なりとも言います。出来るだけ無理なことはせず、自分の好きなこと(棋士やAIの研究手を真似)して指しまくりましょう。それが理想の将棋を指せるようになるための近道だと思います。それでは、そのコツを一つ一つ紹介していきますね。

限界30分まで頭の中で指し手をフル稼働させます。

  • Check point 1  形

 まず盤面全体を俯瞰して4隅初期位置の香車を同時に見るように意識してください。最初に局面のバランスを見てから、攻めと受けで形をとらえると見落としも少なくなると思います。

  • Check point 2  筋と流れ

 A細い攻め筋には受け切って勝ちの流れ。B重い攻めには柔軟な対応で逃れ筋。Cかといって何もしてこなければ駒の厚み(数的優位)を生かして中押し勝ち…といった攻防のリズム・呼吸を意識しながら分析してみてください。

  • Check point 3  意味

 飛車先不突や一段金での保留、飽和状態での手待ちなど指し手の意図がわかればそれなりに対応もしやすくなります。また、色々な作戦を立てられるようになって将棋が今よりも、ずっと楽しくなると思います。

  • Check point 4  駒の損得、働き

 歩7と52香17杏39桂24圭45銀45全54金59角70飛77馬115龍120g…各利きをxとして玉に掛かる重心を想像するのは難しいので、なるべく序盤は駒損や遊び駒のないように気をつけてください。

  • Check point 5  将棋を見てもらう

 多少泥沼な内容の将棋になってしまったとしてもそれは頑張った証・努力の結晶です。お師匠さんや仲間とのつながりが、きっと背中を押してくれます。一気に初段への道を駆け上がりましょう!

 駄文失礼しました。何てことないただの棋譜並べと実戦・感想戦の繰り返しですが、そういった毎日の積み重ねによって地道に鍛えられた力は、やがて本物となります。ご静読ありがとうございました。