三間vs鳥刺し 26手目▽7五銀とした局面
まず▲5五歩と突き捨てておくことで将来、香車を打たれたときなどに垂れ歩や底歩が打てるようになります。そして端歩突きを生かす意味でも勢い▲7五飛と切って端に角を上がり5三の浮き駒を狙います。以下お互いに桂香を拾って中央で総交換となりました。4四の桂を千切った手に対し、58手目▽5八歩成とした局面
勝負手▲3五桂!
▽同歩は▲3四香が五月蝿いので▽4四歩と銀の方を取りましたが今度は▲4三角から追撃が続くことに…①▽3一玉は▲3二香▽同金▲2四桂で寄りなので、②▽2二玉と交わし受けにまわります。下図は81手目▲2二成桂まで。持ち駒を入手して先手玉は長手数の詰めろとなっていました。後手の番です。
手順だけで申し訳ないですが、以下▽3八と▲同金▽3九角▲同金▽同龍▲同玉▽4八銀▲同玉▽5六桂▲5八玉▽5七歩▲同玉▽6八銀▲5六玉▽5五銀▲同玉▽5三龍▲5四角▽6四銀▲4六玉▽4五歩▲同角▽5五龍▲3五玉▽3四香▲同玉▽4四金まで27手詰。途中、端玉には▽2六桂~1七角成で早詰です。
こうなってみると端歩の一手は攻め方より玉方のほうが価値が高いということが判ると思います。長文駄文失礼しました。閲覧頂きありがとうございました。